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HYROXでイヤホンは使える?|公式ルールの答え

HYROXでイヤホンは使える?|公式ルールの答え

HYROXのレース中にイヤホンやヘッドホンを使うことはできません。 公式ルールブックは、ヘッドホンを「常に厳格に禁止される物」として明記しています。耳栓も同じ扱いです。会場ではDJが音楽を流すことが多く、音のない中を走ることにはなりませんが、自分の好きな曲を聴きながら走るという走り方はHYROXでは選べません。

この記事の要点

  • ヘッドホンは常時禁止の一覧に入っています。耳栓も同じ一覧に含まれます。
  • 携帯電話、VRヘッドセット、ボディカメラ、スマートグラス類も禁止です。
  • 禁止物は没収され、フィニッシュ後にカスタマーサービスデスクで返却されます。
  • 認められている装備の一覧に載っていない物は、既定で禁止と扱われます。
  • 医療機器で携帯電話が近くに必要な場合は、レース前にレースディレクターの事前承認が必要です。

結論:イヤホンとヘッドホンは全面的に禁止

HYROX公式ルールブック(ダブルス・26/27シーズン版)の「禁止物」の項は、次の物を常に厳格に禁止されるとしています。

# 禁止されている物
1 ヘッドホン
2 携帯電話(注記あり)
3 VRヘッドセット
4 GoProその他あらゆる種類・ブランドのボディカメラ
5 ヘルメット(安全上の理由)
6 呼吸器具(安全上の理由)
7 圧縮空気ボンベ(安全上の理由)
8 耳栓
9 カメラ、音声記録、ライブ配信、データ通信、拡張現実の機能を持つスマートグラス・AIグラス等のアイウェア

「ヘッドホン」という語で書かれていますが、耳に入れるタイプのイヤホンも同じ範囲と読むのが自然です。耳栓が別項目で明示的に禁止されている点からも、耳をふさぐ器具全般が対象だとわかります。

さらに、認められている装備の一覧には「明示的に認められていると記載されていない物は、既定で禁止とする」という原則が置かれています。イヤホンは認められている一覧にないため、この原則からも使えません。

なぜ禁止なのか

理由は競技の進み方を見ると分かります。HYROXでは、ジャッジがその場で回数や動作の合否を口頭で伝えます。ノーレップの宣告、ペナルティの案内、コースの誘導はすべて声で行われます。耳をふさいでいると、これが聞こえません。

ジャッジの声や周囲の音が選手に届かなくなることを示す図
耳をふさぐと届かなくなるもの

会場は屋内で、1kmのランコースと8種目のステーションが同じ建物に収まっています。他の選手とすれ違う密度が高く、周囲の音が安全にも関わります。ヘルメットや圧縮空気ボンベが「安全上の理由」で禁止されているのと同じ列に、耳をふさぐ器具が置かれていると考えると理解しやすくなります。

なお、同じ項ではユニフォームとウェイトベストは、他の選手の安全や競技を妨げない限り引き続き認められるとも書かれています。禁止の基準は「見た目」ではなく「安全と公平に影響するかどうか」です。ベルトやニースリーブなど、認められている装備の詳細はHYROXで使える装備一覧にまとめています。

スマホ・カメラ・スマートグラスも禁止

イヤホンとセットで気になるのが、スマートフォンと撮影機材です。こちらも明確に禁止されています。

  • 携帯電話:禁止物の一覧に入っています。音楽の再生元としても、記録用としても持ち込めません。
  • ボディカメラ:GoProに限らず、あらゆる種類・ブランドのボディカメラが禁止です。自分のレースを撮りながら走ることはできません。
  • スマートグラス・AIグラス:カメラ、音声記録、ライブ配信、データ通信、拡張現実のいずれかの機能を持つアイウェアが禁止対象です。

ひとつだけ例外の手続きが書かれています。レース中に携帯電話が近くにあることを必要とする医療機器を使っている場合は、レースディレクターの事前承認が必要です。ルールブックは、レース当日より前に各地域のカスタマーサポートに連絡し、担当のレースディレクターにつないでもらうよう案内しています。当日に会場で申し出るのでは間に合いません。

見つかったらどうなるか

ルールブックは、禁止物は没収され、選手がフィニッシュした後にカスタマーサービスデスクで受け取れると定めています。

預かりからフィニッシュ後の返却までの4段階を左から右に並べた図
禁止物が見つかったときの流れ

つまり流れはこうです。

  1. 受付やスタート前のチェックで禁止物が見つかる
  2. その場で預かられる
  3. レースを走る
  4. フィニッシュ後にカスタマーサービスデスクで返却される

物が返ってこないわけではありませんが、受け取りの列に並ぶ時間が最後に増えます。荷物を預ける時点で、イヤホンやスマートフォンは持ち込み品から外しておくほうが早く済みます。当日の受付と持ち物の流れは計測チップとリストバンドの記事にまとめています。

応援する側・観戦する側の扱い

禁止物の一覧は、レースフロアに立つ選手に向けたものです。観客として会場にいる分には、スマートフォンもイヤホンも制限されません。ただし、応援する側が知っておくと役に立つ点が2つあります。

選手に物を渡せない

飲料や補給食をコース脇から渡すことは、エイドステーション以外からの受け取りとして認められていません。装備の受け渡しも同様です。「忘れ物を届ける」は、スタート前までに済ませる必要があります。

連絡は取れない前提で動く

選手は携帯電話を持って走れません。走っている間は連絡がつかないということです。待ち合わせ場所と時刻は、スタート前に決めておきます。会期が長い大会では、同じ日の中でも人の入れ替わりが激しく、「終わったら電話する」は成立しません。

撮影は観客席から

ボディカメラは選手側が禁止されているだけで、観客が客席から撮ることまでは同じ条項の対象ではありません。ただし会場ごとの撮影ルールや、他の観客の視界を遮らない配慮は別に必要です。大会公式の写真サービスが用意されることもあるため、記録を残したい場合はそちらも確認してください。

練習ではイヤホンをどう使うか

練習中の使用にルールはありません。ジムで音楽を聴きながらトレーニングするのは自由です。ただ、本番で聴けない以上、本番に近い練習では外しておくという考え方があります。

とくに次の2つの練習では、音楽なしで行う価値があります。

  • 通しシミュレーション:本番と同じ順番で8種目とランをこなす練習です。音楽なしで自分の呼吸音だけを聞く状態に慣れておきます。
  • コンプロマイズドラン:種目のあとに走る練習です。脚が動かない中でペースを保つ感覚は、音楽のリズムに引っ張られていると本番でずれます。

屋外で走るときは、そもそも周囲の音が安全に直結します。車や自転車の接近音が聞こえる状態で走るという一般的な注意は、練習でも守ってください。

禁止物と「認められている物」の関係

混乱しやすいのは、ルールブックに2つのリストがあることです。

  • 認められている物のリスト:ニースリーブ、グローブ(グリップは不可)、ウェイトリフティングベルト、リストバンド、ハイドレーションパック、処方された吸入器などが並びます。
  • 禁止物のリスト:ヘッドホン、携帯電話、耳栓、ボディカメラ、スマートグラス類などが並びます。

この2つは対になっているわけではありません。認められている物のリストには「明示的に認められていると記載されていない物は既定で禁止」という原則がついているため、禁止物リストに名前がなくても使えるとは限りません。

判断に迷う物がある場合の手順は1つです。認められている物のリストにその名前があるかを見る。なければ、レース開始前にレースディレクターの書面による許可が必要になる。迷ったまま当日に持ち込むと、受付で預けることになります。

音楽なしで走るための準備

本番で音楽が使えないことが分かったら、代わりに置くものを決めておきます。

  1. 呼吸のリズムを決める:何歩で吸って何歩で吐くかを、練習の段階で自分の形にしておきます。音楽の代わりのペースメーカーになります。
  2. 区間ごとの合図を決める:「このステーションを出たら最初の200mは抑える」といった、自分への言葉を用意しておきます。
  3. 会場の音を味方にする:DJの音楽と観客の声が入ってきます。うるさいと感じるか、押してもらえると感じるかは、事前に知っているかどうかで変わります。
呼吸のリズム・区間ごとの合図・会場の音の3段階を階段状に並べた図
音楽の代わりに置く3つ

レース中の気持ちの持っていき方は、種目ごとの組み立てとセットで考えると崩れにくくなります。区分ごとの走り方の違いはシングル・ダブルス・リレーの違いを参照してください。

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よくある質問

Q1. HYROXで音楽を聴きながら走れますか。
できません。ヘッドホンは常時禁止の一覧に入っています。

Q2. 骨伝導イヤホンなら大丈夫ですか。
ルールブックに個別の記載はありませんが、認められている装備の一覧に載っていない物は既定で禁止と扱われます。使いたい場合は事前に公式へ確認してください。

Q3. 耳栓はどうですか。
禁止物の一覧に明記されています。使えません。

Q4. スマートウォッチは使えますか。
認められている装備の一覧にはリストバンドが挙げられていますが、時計そのものの可否は明記されていません。判断が分かれる部分なので、公式のFAQと出場する大会の案内で確認してください。

Q5. スマートフォンを持って走れますか。
禁止物の一覧に入っています。医療機器の都合で必要な場合のみ、レース前にレースディレクターの事前承認が必要です。

Q6. 自分のレースを撮影できますか。
ボディカメラはブランドを問わず禁止です。観客席からの撮影と、自分が身につけて走る撮影は別の扱いになります。

Q7. 禁止物を持っていたら失格になりますか。
ルールブックには没収され、フィニッシュ後にカスタマーサービスデスクで返却されると書かれています。

Q8. シーズンが変わるとルールも変わりますか。
ルールブックはシーズンごとに更新されます。出場するシーズンの版を公式サイトで確認してください。

参考・出典

最終更新日:2026年9月24日

当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。

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