トレーニング
HYROX(ハイロックス)練習場所の探し方|「近くに施設がない」調査から考える
この記事の要点 インスタベース(株式会社Rebase)が2026年8月に実施した調査(231名)で、HYROX(ハイロックス)を含む話題のスポーツへの関心は46%。一方で「近くに適した場所がない」という壁を感じる人が16%いた 日本のHYROXは、HYROX YOKOHAMA(2025年8月)の約3,800人から、AirAsia HYROX Chiba(2026年8月)の約1万2,000人へと、大会参加者が約3倍規模に拡大した 「ジム以上、体育館未満」の練習場所として、「HYROX可」と明記するレンタルスペースが登場。場所の壁を越える具体的な選択肢と、器具がなくてもできる代替トレーニングを本文で整理する 調査でわかったこと:ハイロックスに関心を持つのは「運動意欲がある層」 話題のスポーツへの関心は46%、HYROXは6% レンタルスペースのマッチングプラットフォーム「instabase(インスタベース)」を運営する株式会社Rebaseは、2026年8月19日〜25日、インスタベース利用者231名を対象に運動・スポーツに関する調査を実施しました(出典:インスタベース調べ)。 ここ数年で名前を見かけるようになった競技への関心を聞いたところ、いずれかの種目に関心を示した人は46%。種目別ではピラティスが28%と頭ひとつ抜け、トレイルランニング、ピックルボール、そしてHYROXがそれぞれ6%で並びました。ピラティスを除く6種目のいずれかに関心を示した人は全体の18%です。 「6%」という数字は小さく見えるかもしれません。しかし、日本上陸から間もない競技が、ピラティスのような定着済みの種目と同じ調査の選択肢に並び、トレイルランニングと同水準の関心を集めたこと自体が、HYROXの認知が「一部の競技者の間の話題」を越えつつあることを示しています。 関心と実践のギャップ——実際に始めた運動の1位はランニング 同じ調査で、直近2年以内に「新しく始めた、または再開した」運動を尋ねると、最多は「ランニング」でした。以下、ゴルフ、ジム通い、ストレッチ、卓球、バドミントンと続きます。共通するのは「大掛かりな準備がいらず、思い立ってすぐ始められる」ことです。 つまり、HYROXのような話題の競技に関心はあっても、実際に足を踏み出しているのは一人で始めやすい定番種目——というギャップが浮かび上がりました。HYROXを目指す人にとって、これは裏を返せば好材料でもあります。HYROXのレースの半分は1kmランを8本走ることであり、多くの人がすでに始めている「ランニング」が、そのままHYROXの土台になるからです。 踏み出せない理由は「費用」「時間」、そして「場所」16% 運動をしたいのに踏み出せない背景として、費用や時間に加え、「近くに適した場所がない」を挙げた人が16%いました。また、運動への意欲別に話題のスポーツへの関心度を見ると、「運動できている層」で53%、「したいが障壁あり層」で50%とほぼ同水準だった一方、「そもそもしたいと思わない層」では13%にとどまりました。関心を分けるのは、いま運動できているかどうかではなく「したいかどうか」です。 HYROXに引きつけて言えば、スレッド(そり)やスキーエルゴといった専用器具を置くジムはまだ限られており、「場所の壁」はHYROX挑戦者にとって特に切実な課題です。この壁への対処法を、後半で具体的に掘り下げます。 日本のHYROXは1年で約3倍規模に——横浜3,800人から千葉1万2,000人へ 数字で見る国内大会の拡大 調査リリースで参照されている国内大会の参加者数は次のとおりです。 大会 開催時期 参加者数 HYROX YOKOHAMA 2025年8月 約3,800人 AirAsia HYROX Chiba 2026年8月 約1万2,000人 日本上陸からわずか1年で、大会規模は約3倍。ピックルボールの競技人口が前年比約7倍(約4.5万人→推計33万人、株式会社ピックルボールワン調べ)に伸びたのと並び、HYROXは「日本で最も勢いのある新興競技」の一角と言える状況です。 次の国内大会はいつ・どこか 今後の国内開催については、本記事の元情報には含まれていないため、開催都市・日程・エントリー開始時期はHYROX公式サイト(hyrox.com)での発表を確認してください(要公式確認)。HYROXのエントリーは先着順で、人気大会は早期に売り切れる傾向があるため、公式のメールニュース登録やSNSのフォローで発表を待ち構えるのが確実です。 「近くに練習場所がない」をどう解決するか——レンタルスペースという選択肢 求められているのは「ジム以上、体育館未満」の空間 HYROXの練習でネックになるのは、ファーマーズキャリーやサンドバッグランジのように「一定の距離を移動しながら行う」種目です。自宅やマシン中心のフィットネスジムでは狭く、かといって大型体育館を個人で予約するのはハードルが高い。調査リリースが指摘する「ジム以上、体育館未満」の空間需要は、HYROX挑戦者の実感とそのまま重なります。 インスタベースでは、こうした流行や利用ニーズをキャッチし、「ピックルボール対応」「HYROX可」と明記して器具や環境を整えるスペース掲載者が増えているとのことです。30分単位から予約でき、全国で50,000件以上が掲載されているプラットフォームで、「HYROX」「ファンクショナルトレーニング」などのキーワードで検索してみる価値はあります。 レンタルスペースを予約する前に確認したいこと 利用規約:調査リリースにも明記されているとおり、レンタルスペースで利用できる用途は各スペースの利用規約によります。重量物の使用可否、床の保護、騒音・振動の制限は必ず事前確認を…
ROX GUIDE編集部