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HYROXのスマートウォッチ活用とアプリ連携

HYROXのスマートウォッチ活用とアプリ連携

HYROXでのスマートウォッチ活用とは、公式ルールブックに記載されたランとワークアウトステーションの繰り返しを区切って記録し、レース後にアプリ上で公式記録と突き合わせて、次の練習に反映させる一連の流れのことです。

結論から言うと、買った直後にやるべきことは文字盤の設定ではなく「区切り方を決めること」です。HYROXはランとステーションを交互に繰り返す構造なので、どこでラップを刻むかを先に決めておかないと、あとから見返しても種目ごとの良し悪しが分かりません。

この記事の要点

ウォッチで取る記録が練習・レース・振り返りの3つの用途に分かれることを示した図
ウォッチの記録が練習・レース・振り返りへつながる全体像
  • HYROX Singles Rulebook 26/27(公式PDF)では、禁止品目としてヘッドホン、携帯電話、VRヘッドセット、GoProなどのボディカメラ、イヤープラグ、カメラや音声録音・ライブ配信・データ送信・AR機能を備えたスマートグラス等が挙げられています
  • 同ルールブックは許可アクセサリーを列挙したうえで「明示的に許可されていないものは原則禁止」とし、リスト外のものはレース前にレースディレクターから書面で許可を得る必要があると記載しています。腕時計・スマートウォッチは許可一覧にも禁止一覧にも明記がないため、大会側への事前確認が確実です
  • 同ルールブックでは、競技者は自分の公式スタート時刻を腕にはっきり見えるようにしておくことと記載されています
  • レースはラン1kmとワークアウトステーションを交互に8回繰り返し、合計8kmのランと8種目で構成されると同ルールブックに記載されています
  • 公式記録はHYROXの結果ポータルで確認できます。自分のウォッチの記録と突き合わせる基準はこちらです

対象読者

ウォッチは持っているが練習の記録が溜まるだけになっている方、レース後に何を見返せばいいか分からない方。ウォッチそのものの選び方はHYROXのスマートウォッチ選びにまとめています。

読了後にできること

練習とレースでラップの取り方を統一し、公式記録と自分の記録を突き合わせて、次に伸ばす場所を1つに絞れるようになります。

レース中に使える機器と使えない機器

ヘッドホンやスマートフォンなど禁止品目とウォッチの扱いの違いを示した図
禁止品目と扱いが未確定の機器を分ける関門

データ活用の話に入る前に、当日に何を身につけられるかを確認します。

機器 公式ルールブック上の扱い
ヘッドホン 禁止品目として明記
携帯電話 禁止品目として明記(医療機器で必要な場合は事前承認が必要と注記)
イヤープラグ 禁止品目として明記
ボディカメラ(GoPro等) 禁止品目として明記
カメラ・録音・配信・AR機能付きの眼鏡 禁止品目として明記
腕時計・スマートウォッチ 許可一覧・禁止一覧のいずれにも明記なし

音楽を聴きながらは走れない

ヘッドホンもイヤープラグも禁止品目に明記されています。練習で音楽を使っている場合、本番は無音になる前提で、少なくとも直前の何回かは音なしで通し練習をしておきます。メンタル面の準備はHYROXのメンタル戦略にまとめています。

ウォッチは「明記がない」ことを理解して扱う

公式ルールブックは許可アクセサリーを列挙したうえで、そこにないものは原則禁止としています。一方、禁止品目の一覧にも腕時計は入っていません。判断が分かれ得る領域なので、大会ごとの運用を公式ルールブックのページで確認し、不明な点は大会側へ問い合わせるのが確実です。なお同ルールブックは、スタート時刻を腕にはっきり見えるようにしておくことも求めています。

ラップの区切り方を先に決める

ランとステーションを交互にラップで区切る流れを示した図
ランとステーションを交互に刻む繰り返し

HYROXの記録が読みにくくなる原因は、ランとステーションが混ざって一続きの線になってしまうことです。

  1. ランの開始でラップを刻む公式ルールブックにある1kmのランが、そのまま1本のラップになります
  2. ロクゾーンに入るタイミングで刻む:移動区間が独立します
  3. ステーションの開始で刻む:種目そのものの所要時間が残ります
  4. 同じ規則を練習でも使う:練習とレースで区切り方が違うと比較できません

手で毎回ボタンを押すのが難しい場合は、区切りを「ラン」と「それ以外」だけに減らします。ランのラップだけでも、前半と後半のペース低下は十分に読み取れます。

マルチスポーツ機能を使う場合

種目を切り替えられる機能がある機種では、ランとその他を交互に設定しておくと操作が1ボタンで済みます。ただし操作が増えるほどロクゾーンの滞在時間が伸びます。操作の回数とデータの細かさは、練習で釣り合いを確かめてください。

見返すのは3つの指標だけ

心拍・ペース・ラップ時間の3つの指標を見る順番を示した図
見る順番が1から3へ上がる段差

アプリを開いたときに見る順番を固定します。

順番 指標 何が分かるか
1 ランのラップ時間 ランのどこから落ちたか
2 心拍 落ちた区間で上がっていたか、落ちていたか
3 ステーションの所要時間 種目そのものが遅いのか、回復に時間を使ったのか

ランのラップから読む

ランのラップを並べて、どこからタイムが落ちたかを見ます。序盤から落ちているなら入りが速すぎ、終盤に入ってからなら持久側の課題という読み方になります。ペース配分の考え方はHYROXのタイム目標の立て方を参照してください。

心拍と組み合わせて原因を絞る

ラップが落ちていて心拍も落ちている場合は、脚や全身の疲労で出力そのものが下がっています。ラップが落ちて心拍が高いままなら、回復が追いついていません。心拍の扱い方はHYROXの心拍ゾーン管理にまとめています。土台づくりはZone2トレーニング入門を参照してください。

公式記録と突き合わせる

公式リザルトと自分のウォッチ記録を突き合わせる流れを示した図
公式記録と自分の記録を並べて差分を出す流れ

ウォッチの記録だけでは、ロクゾーンで使った時間が見えません。公式のリザルトと並べて初めて全体像になります。

  1. HYROXの結果ポータルで自分の記録を開きます
  2. ステーションごとの区間と、自分のウォッチのラップを時系列で並べます
  3. 差分として残る時間がロクゾーンの移動・準備にかかった時間です
  4. その合計が大きい場合、種目の練習より動線の練習が先になります

結果の読み方はHYROXのリザルト分析、ポータルの操作は結果はどこで見るかにまとめています。

アプリ連携で気をつけること

ウォッチのアプリから別のトレーニングアプリへ記録を送る場合、ラップ情報が引き継がれないことがあります。種目ごとの比較を続けたいなら、ラップが保持される連携かどうかを最初に確認してください。HYROX向けのアプリはRepzトレーニングアプリでも扱っています。公式サイトにパートナーとして掲出されているウォッチブランドの製品情報はAmazfit Balance Ultraのレビューを参照してください。

よくある質問

Q1. レース中にスマートウォッチを着けてもよいですか?
公式ルールブックの許可一覧にも禁止一覧にも明記がありません。同ルールブックは「明示的に許可されていないものは原則禁止」としているため、自己判断せず大会側に事前確認してください。

Q2. ヘッドホンで音楽を聴きながら走れますか?
いいえ。ヘッドホンもイヤープラグも禁止品目として明記されています。

Q3. スマートフォンを持って走れますか?
禁止品目に明記されています。医療機器がスマートフォンとの近接を必要とする場合のみ、レースディレクターからの事前承認が必要と注記されています。

Q4. GPSの距離がレース公式の距離と合いません。
屋内会場と周回コースではGPSの誤差が大きくなります。距離ではなく、ラップ時間と心拍を比較の軸にしてください。

Q5. 心拍の数値が明らかにおかしいときは?
手首計測は発汗や装着位置で乱れることがあります。数値の見た目より、区間ごとの相対的な上下を読むほうが実用的です。

Q6. ラップを刻む余裕がありません。
「ランの開始で1回押す」だけに絞ってください。ランのラップが残れば、前後半の落ち方は読めます。

Q7. 練習の記録はどのくらい残せばよいですか?
比較したい単位で残します。週単位で同じ内容を繰り返しているなら、週ごとの代表的な1本だけを見返せば十分です。

Q8. スタート時刻はウォッチに表示させればよいですか?
公式ルールブックは、公式スタート時刻を腕にはっきり見えるようにしておくことを求めています。当日の運用は会場の案内に従ってください。

参考・出典

最終更新日:2026年9月13日

当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。

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