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HYROX当日の補給ジェル比較|選び方と持ち方

HYROX当日の補給ジェル比較|選び方と持ち方

HYROX当日の補給とは、エイドステーションで提供される水とは別に、自分で持ち込んだ補給食をレース中に摂ることです。

結論から言うと、HYROXの補給はまず「持ち方」の問題です。公式ルールブックは、補給を摂りたい競技者はスタート時点から自分の身につけて携行することを求めており、エイドステーション以外から飲食物を受け取ることは外部からの援助として扱われます。何を選ぶかより先に、どこに入れて、どこで開けて、どこに捨てるかを決める必要があります。

この記事の要点

補給食は自分で携行し外部から受け取れないという原則を示した図
補給食は自分で携行するという原則の関門図
  • HYROX Singles Rulebook 26/27(公式PDF)によると、レース中はロクゾーンを通過するたびに、その最中・前・後のいずれかで少なくとも1回は水が用意されます。スポーツドリンクなどの水分補給製品が用意される場合もあると記載されています
  • 同ルールブックでは、補給を希望する競技者はスタート時点から自分で携行しなければならず、エイドステーション以外の誰からも飲料・栄養製品を受け取ってはならないとされています。これに反すると「外部からの援助」として1回ごとに時間ペナルティが科される場合があります
  • 同ルールブックは、ジェルの使用済み包装を含むゴミを所定のごみ箱に捨てることを求めており、ロクゾーンの床やランコースへの投棄は1回ごとに2分の時間ペナルティの対象になり得ると記載しています
  • エイドステーションの水分は飲用に限られ、頭や体にかけるといった冷却目的での使用は1回ごとに2分のペナルティになると同ルールブックに明記されています
  • 許可アクセサリーの一覧にはハイドレーションパックが含まれています。ただし同ルールブックは、これらの携行品をスタートからフィニッシュまで自分で持ち続けること、途中で誰かに渡したり受け取ったりしないことを条件としています

対象読者

初めてのHYROXで補給をどうするか決めていない方、練習では平気なのに本番で後半に失速する方、ジェルを持つかどうかで迷っている方。競技全体の流れはハイロックス(HYROX)とはにまとめています。

読了後にできること

ジェル・ドリンク・固形の違いを自分のタイム帯に当てはめて選び、携行場所とゴミの処理まで含めた当日の段取りを決められるようになります。

エイドで出るものと自分で持つもの

エイドステーションで用意される水と自分で持ち込む補給食の役割の違いを示した図
大会側が用意する層と自分が持ち込む層

補給の設計は、会場が用意するものと自分が持ち込むものを分けるところから始まります。

区分 何が該当するか 誰が用意するか 注意点
水分 水。スポーツドリンク等が出る場合もある 大会側(エイドステーション) 飲用限定。かけると2分ペナルティ
補給食 ジェル、固形物など 自分(スタートから携行) 他人から受け取れない
容器・包装 紙コップ、ジェルの袋 使用後は所定のごみ箱へ 投棄で2分ペナルティ

水は各ロクゾーン通過で少なくとも1回

公式ルールブックは、ロクゾーンを通過するたびに、その最中・前・後のいずれかで少なくとも1回は水が用意されると記載しています。スポーツドリンクなどが出る場合もありますが、出ることが確約されている書き方ではありません。前提を水に置いて、味や糖質が必要なら自分で持ち込むのが安全側です。ロクゾーンの動き方はロクゾーン攻略にまとめています。

補給食は「スタートから身につけて」が条件

同ルールブックは、補給を希望する競技者がスタート時点からそれを携行することを求めています。応援に来た人から受け取る、バッグドロップに置いて途中で取りに行くといった運用は、エイドステーション以外からの受け取りに当たるため避けてください。

ジェル・ドリンク・固形の比較

ジェル・ドリンク・固形の3タイプが摂りやすさと量で入れ替わることを示した図
3タイプの性格が3つの評価軸で入れ替わる比較

3つのタイプは、摂りやすさ・量・後始末の3点で性格が分かれます。

タイプ 摂りやすさ 携行のしやすさ 後始末 向いている場面
ジェル 短時間で飲み込める 薄く平たい。ポケットに入る 使用済み袋が残る 動きながら短時間で摂りたいとき
ドリンク・粉末 飲む動作が要る 容器やパックが必要 容器が残る 水分と一緒に摂りたいとき
固形(ジュレ以外) 噛む時間が必要 かさばりやすい 包装が残る レース前、または長時間帯の人

ジェルが有利なのは「開けて飲み込むまでが短い」から

HYROXはロクゾーンの滞在時間がそのままタイムに乗ります。噛む時間が要る固形は、その分だけ滞在が伸びます。ジェルは開封から飲み込みまでが短く、片手で扱えるものが多いため、レース中の摂取には扱いやすい形状です。

粘度と水の要否を確認する

ジェルは製品によって粘度が大きく違い、水なしで飲めるものと水とセットが前提のものがあります。水が出るのはロクゾーン通過のタイミングなので、水が必要なタイプを選ぶなら、摂る場所をロクゾーンに固定して考えます。

栄養成分表示で糖質量を確認する

製品比較で見るべきは、1包あたりの炭水化物(糖質)の量です。表示の読み方は消費者庁の栄養成分表示についてに整理されています。パッケージの見た目ではなく、同じ単位(1包あたり/100gあたり)で並べて比べてください。栄養全体の設計はHYROXの栄養・サプリメントガイドにまとめています。

どこに入れて持つか

ポケット・ウエストポーチ・ハイドレーションパックの3つの携行場所を比べた図
携行場所3つを中心から比較する図

携行場所は、開けやすさと落としにくさのバランスで決めます。

  1. ウェアのポケット:追加装備が不要。数が限られ、走行中の揺れで位置がずれることがあります
  2. ウエストポーチ・ベルト:本数を確保しやすく、取り出す位置が固定できます
  3. ハイドレーションパック:公式の許可アクセサリー一覧に含まれています。水分と補給を一体で持てますが、8種目を通して背負い続ける負荷があります

公式ルールブックは、これらを使う場合はスタートからフィニッシュまで自分で持ち続けること、途中で誰かに渡したり受け取ったりしないことを求めています。渡し合いは外部からの援助に当たり、失格につながる可能性があると記載されています。区分ごとの最新版はHYROX公式サイトのRulebooksページで配布されています。ウェア側の収納はHYROXのウェア選びも参考にしてください。

開封しやすさを練習で確かめる

汗で手が滑った状態、握力が落ちた状態で開けられるかは、練習でしか確認できません。ファーマーズキャリーやスレッドプルのあとは指の力が落ちます。握力側の準備はHYROXの握力強化メニューにまとめています。

ゴミの処理とペナルティ

ゴミの処理とペナルティにつながる行為を分けて示した図
捨てる場所でペナルティが分かれる関門

補給に関するペナルティは、摂ること自体ではなく後始末で発生します。公式ルールブックの記載は次のとおりです。

  • 使用済みのジェル包装や紙コップは、所定のごみ箱に捨てる。ロクゾーンの床やランコースに捨てると1回ごとに2分の時間ペナルティの対象になり得ると記載されています
  • エイドステーションの水分は飲用限定。頭や体にかけると1回ごとに2分のペナルティ。暑熱対策としての冷却は別の手段で考える必要があります
  • 使用済み包装を自分のポケットに戻す運用にしておくと、捨て場所を探す時間そのものが減ります

暑い会場での体温対策はHYROXの暑熱対策にまとめています。当日の持ち物全体はレース当日の持ち物チェックリストを確認してください。

よくある質問

Q1. そもそも補給は必要ですか?
必要かどうかは想定タイムと個人差で変わります。ルール上は携行が許されているだけで、必須ではありません。練習で同じ時間帯を通しで動いてみて、後半の落ち方を見てから判断してください。

Q2. 応援の家族からジェルを受け取ってもよいですか?
いいえ。公式ルールブックは、エイドステーション以外の誰からも飲料・栄養製品を受け取ってはならないとしており、外部からの援助として1回ごとに時間ペナルティが科される場合があると記載しています。

Q3. ジェルの袋はどこに捨てればよいですか?
所定のごみ箱です。ロクゾーンの床やランコースへの投棄は1回ごとに2分の時間ペナルティの対象になり得ると記載されています。

Q4. エイドの水を頭からかけて冷やしてもよいですか?
いいえ。公式ルールブックはエイドの水分を飲用限定とし、冷却目的の使用は1回ごとに2分のペナルティになると明記しています。

Q5. ハイドレーションパックは本当に使えますか?
許可アクセサリーの一覧に含まれています。ただしスタートからフィニッシュまで自分で持ち続けることが条件です。最新版の記載は公式ルールブックのページで確認してください。

Q6. カフェイン入りのジェルを選んでもよいですか?
製品選択は自由ですが、公式ルールブックはアンチ・ドーピングポリシーの遵守を常時求めています。成分表示を確認し、不明な点は製品メーカーと大会側に確認してください。体調に不安がある場合は事前に専門家へ相談してください。

Q7. 何個持てばよいですか?
想定タイムと1包あたりの糖質量から逆算します。まず練習で同じ本数を持って通し練習を行い、余るか足りないかを確認してから本番の数を決めてください。

Q8. レース前の食事はどう考えますか?
当日の補給はあくまで補助で、土台は前日から当日朝の食事です。全体の組み立てはHYROXの栄養・サプリメントガイドを参照してください。

参考・出典

最終更新日:2026年9月13日

当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。

当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。大会情報・規定は必ず公式サイトでご確認ください。