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HYROXのOpenとProの違い|全区分の重量早見表

HYROXのOpenとProの違い|全区分の重量早見表

HYROXのOpenとProの違いとは、同じコース・同じ距離・同じ種目順で走りながら、8種目のうち重量を扱う5種目の負荷だけが重くなる区分の差です。走る距離が伸びるわけでも、種目が増えるわけでもありません。

結論から言うと、OpenとProで変わるのはスレッドプッシュ・スレッドプル・ファーマーズキャリー・サンドバッグランジ・ウォールボールの5種目の重量だけです。そして重量の刻み方には規則性があり、Open男子とPro女子はまったく同じ重量になります。つまり「Proに上がる」というのは、女子であれば男子Openと同じ数字を、男子であればさらにその上の数字を動かし続けることを意味します。

この記事の要点

OpenとProで変わるものと変わらないものを左右に分けた図
重量が動く種目と動かない種目
  • HYROXの区分は公式FAQで Open/Pro/Doubles/Doubles Pro/Relay の5つが示されています。走る量は全区分共通で、1kmのランが8本です
  • 重量が変わるのは5種目です。スキーエルグ1,000m・バーピーブロードジャンプ80m・ローイング1,000mの3種目はOpenとProで完全に同じです
  • スレッドはそり本体を含んだ総重量で表記されます。Red Bullの重量一覧では、スレッドプッシュがOpen女子102kg/Open男子152kg/Pro女子152kg/Pro男子202kg(いずれもそり込み)です
  • Open男子とPro女子の数字が一致します。女子がProへ上がるときの目標値は、Open男子が普段扱っている重量と同じです
  • リレーは全員がOpenの重量で、性別ごとの数字が各自に適用されます。ダブルスはOpen相当・Pro相当がそれぞれ用意されています
  • HYROXそのものが初めての方は先にハイロックス(HYROX)とはと8種目一覧を読んでから戻ってくると、数字の意味がつかみやすくなります

対象読者

エントリー画面でOpenとProの選択に手が止まった人、いまOpenで完走できていて次にProを考えている人、女子でProに興味があるが基準が分からない人です。区分そのものの全体像(シングルス/ダブルス/リレー)はカテゴリー完全ガイドにまとめています。

読了後にできること

8種目すべての重量をOpen/Pro・男女の4通りで言えるようになり、自分が今どの数字なら扱えるかを基準にして区分を選べます。

OpenとProで変わるのは「重量」だけ

まず整理しておきたいのは、変わらない部分です。ランは1kmを8本、合計8kmでOpenもProも同じです。種目の順番も同じで、スキーエルグから始まってウォールボールで終わります。公式FAQも、8本の1kmランとスキーエルグ・スレッドプッシュ・スレッドプル・バーピーブロードジャンプ・ローイング・ファーマーズキャリー・サンドバッグランジ・ウォールボールの8種目が交互に続く構成を、区分を分けずに説明しています。

変わらないもの 変わるもの
1kmラン×8本(合計8km) スレッドプッシュの総重量
種目の順番(スキーエルグ→…→ウォールボール) スレッドプルの総重量
スキーエルグ1,000m ファーマーズキャリーのケトルベル重量
バーピーブロードジャンプ80m サンドバッグランジのバッグ重量
ローイング1,000m ウォールボールのボール重量

距離と回数も動かない

サンドバッグランジは100m、ファーマーズキャリーは200m、ウォールボールは100回で、これもOpenとProで共通です。「Proは回数が増える」と誤解されがちですが、増えるのはボールの重さの側です。ウォールボール100回という数字が動かないまま、Open男子の6kgがPro男子では9kgになります。この差が最終種目で効いてくるので、Proを考えるなら早い段階から本番重量で100回を通す練習に入れ替える必要があります。

全8種目の重量・距離・回数の早見表

以下はRed Bullの重量一覧と、2026/27ルールブックを参照したサクポチの部門別早見表で確認できた数字です。スレッドはいずれも「そり本体を含む総重量」で表記されています。

種目 距離・回数 Open女子 Open男子 Pro女子 Pro男子
スキーエルグ 1,000m 共通 共通 共通 共通
スレッドプッシュ 50m 102kg 152kg 152kg 202kg
スレッドプル 50m 78kg 103kg 103kg 153kg
バーピーブロードジャンプ 80m 共通 共通 共通 共通
ローイング 1,000m 共通 共通 共通 共通
ファーマーズキャリー 200m 16kg×2 24kg×2 24kg×2 32kg×2
サンドバッグランジ 100m 10kg 20kg 20kg 30kg
ウォールボール 100回 4kg 6kg 6kg 9kg
スレッドプッシュの重量をOpen女子からPro男子まで4段で積み上げた図
スレッドプッシュの重量の刻み方

ウォールボールのターゲットの高さについては、上記のサクポチの早見表が女子2.70m/男子3.00mとし、Pro女子は6kgで2.70m、Pro男子は9kgで3.00mと整理しています。高さは会場設営に関わる項目なので、出場前にHYROX公式シングルス・ルールブック(PDF)で最終確認してください。シーズンで改定される項目があるため、当サイトの数字も「予定・要公式確認」として扱ってください。

スレッドの差が一番大きい

刻み方を見ると、スレッドプッシュはOpen女子102kgからPro男子202kgまで100kgの幅があります。スレッドプルは78kgから153kgで75kgの幅です。一方、ウォールボールは4kgから9kgで5kgの幅、サンドバッグランジは10kgから30kgで20kgの幅にとどまります。Proに上げたときに体感が最も変わるのはスレッド2種で、ここを本番重量で押し切れるかどうかが区分選びの実質的な分かれ目になります。

Open男子とPro女子は同じ重量になる

Open男子とPro女子の重量が一致することを2列で結んだ図
2つの列の数字が一致する

表をもう一度縦に見てください。Open男子の列とPro女子の列は、5種目すべてで同じ数字です。

種目 Open男子 Pro女子
スレッドプッシュ 152kg 152kg
スレッドプル 103kg 103kg
ファーマーズキャリー 24kg×2 24kg×2
サンドバッグランジ 20kg 20kg
ウォールボール 6kg 6kg

この一致には実務上の意味があります。女子がProを検討するとき、目標にすべき数字はすでに世の中に大量に存在しているということです。Open男子の完走者がどんな練習をしてスレッド152kgを押しているか、ウォールボール6kgで100回を割らずに終えているかという情報は、そのままPro女子の準備に転用できます。逆に言えば、Open女子の102kgと本番のギャップは50kgあるので、思いつきで区分を変えるのは避けたいところです。女子の重量規定や初参加の入り方は女性のためのHYROX完全ガイドでも扱っています。

ダブルス・リレーの重量はどう決まるか

ダブルスとリレーで重量がどう決まるかを分岐で示した図
区分ごとに参照する数字

公式FAQは区分としてDoubles(2人で負荷を分担)とDoubles Pro(より重い重量のペア)、Relay(4人で2kmのランと2種目ずつを分担)を挙げています。重量の対応は次のように整理できます。

区分 重量の基準 分担のしかた
Doubles Openと同じ数字 2人で交代しながら1種目を消化する
Doubles Pro Proと同じ数字 同上。重量がProの列に置き換わる
Relay Openの数字 4人で分け、各自の性別の数字が適用される

Red Bullの重量一覧も、ダブルスは該当区分(Open/Pro)と同じ重量で、リレーはOpenの重量を使い、ミックスチームでは各選手の性別に応じた数字が適用されると説明しています。つまりダブルスで「重量が半分になる」わけではありません。重量はそのままで、動く距離や回数を2人で割るという形です。ここを誤解したままエントリーすると、当日に本番重量を初めて触ることになります。

年齢区分と重量は別の話

もう一つ混同されやすいのが年齢区分です。公式FAQはシングルスでU24(16〜24歳)から5歳刻みで85〜89歳までの区分を示していますが、これは表彰とランキングの区分で、重量はOpen/Proの側で決まります。50代でOpenに出ることも、50代でProに出ることもできます。区分の決まり方は年齢区分(Age Group)完全ガイドにまとめています。

自分はOpenかProか、どう決めるか

OpenとProのどちらに出るかを3つの確認項目から決める流れ図
3つの実測から決める

公式FAQには「どの区分にも予選や資格は不要」と書かれています。制度上はいきなりProに出ることもできます。ただ実務としては、次の3つを実測してから決めるのが現実的です。

  1. 本番重量のスレッドプッシュを50m押し切れるか。Pro女子なら152kg、Pro男子なら202kgです。止まりながらでも進めるなら候補に入ります。まったく動かないなら区分を上げる時期ではありません
  2. 本番重量のウォールボールを100回、20分以内に終えられるか。Pro男子の9kgは最終種目に置かれます。7本のランを終えた脚で100回です
  3. 本番重量のファーマーズキャリー200mを、置く回数3回以内で運べるか。Pro男子は32kg×2、Pro女子は24kg×2です

この3つが揃わないうちは、Openでタイムを削るほうが伸びます。走力の土台作りはラン強化の入門、自分のレベルの測り方はHYROX PFTとはが目安になります。公式FAQもP’F”T(1,000mラン・バーピーブロードジャンプ50回・ランジ100回・ローイング1,000m・ハンドリリースプッシュアップ30回・ウォールボール100回=男子6kg/女子4kg)を、区分選びの参考になるテストとして紹介しています。

Proに上げる前の移行期の作り方

重量を一気に切り替えると、フォームが崩れて種目未完了のリスクが上がります。段階を踏むなら、まず5種目のうち1種目だけをPro重量に置き換えて数週間回し、次に2種目、という順で増やすと崩れにくくなります。順番としては、差が大きく影響が読みやすいスレッド2種を先に、ウォールボールを最後にするのが扱いやすいです。タイムの目安はタイム目安まとめ、完走率やタイム分布は完走率・タイム分布データ解説を参照してください。

よくある失敗

  • Proは走る距離が長いと思い込む。ランは全区分で1km×8本、合計8kmです。距離は変わりません
  • ダブルスなら重量が軽くなると考える。重量はOpen/Proの数字のままで、分けるのは距離と回数です
  • Open女子からPro女子へ、練習を変えずに区分だけ上げる。スレッドプッシュは102kgから152kgへ50kg増えます。移行期を置かずに本番で初めて触ると、種目未完了につながります
  • ウォールボールの重量だけ見て高さを確認しない。重量と高さはセットで判定されます。練習でターゲットの高さを合わせていないと、本番でノーレップが続きます
  • 古いシーズンの数字で練習する。重量や規定はシーズンで改定されることがあります。エントリー前に公式ルールブックで確認してください

よくある質問

Q. OpenとProで走る距離は違いますか。
いいえ。1kmのランを8本、合計8kmで全区分共通です。変わるのは重量を扱う5種目の負荷だけです。

Q. Proに出るのに資格や予選は必要ですか。
公式FAQには、どの区分にも予選や資格は不要と記載されています。参加条件として示されているのは16歳以上であることです。

Q. Pro女子とOpen男子は本当に同じ重量ですか。
Red Bullの重量一覧の数字では、スレッドプッシュ152kg・スレッドプル103kg・ファーマーズキャリー24kg×2・サンドバッグランジ20kg・ウォールボール6kgで一致します。

Q. スレッドの重量にそりの重さは含まれますか。
含まれます。上記の一覧はいずれも「including sled(そり込み)」と明記されています。プレートの合計だけを見て軽いと判断しないようにしてください。

Q. リレーの重量はどうなりますか。
Openの重量が使われ、ミックスチームでは各選手の性別に応じた数字が適用されます。4人で2kmのランと2種目ずつを分担する形です。

Q. ウォールボールの回数はProで増えますか。
回数は100回で共通です。増えるのはボールの重量で、Open男子6kgに対しPro男子は9kgです。

Q. 途中でOpenからProに変更できますか。
エントリー後の変更可否はチケットの条件によります。公式FAQのFlex Add-Onの項に名義変更や返金の条件が示されていますが、区分変更の扱いは大会ごとに異なるため、購入前に公式の案内を確認してください。

Q. 年齢区分でProの重量が軽くなることはありますか。
世界選手権については、ミックスダブルスと60歳以上の区分がOpenの重量を使うと公式FAQに記載があります。通常大会の扱いは公式ルールブックで確認してください。

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参考・出典

最終更新日: 2026年9月28日

当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。

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