ROX GUIDE HYROXの攻略が見つかる

ROX GUIDE JOURNAL

記事を読む HYROX・フィットネスレースを本気で攻略する
HYROX入門

ハイロックス(HYROX)はオリンピック種目になる?五輪の現状

ハイロックス(HYROX)はオリンピック種目になる?五輪の現状

ハイロックス(HYROX)のオリンピック入りとは、ランと8種目のトレーニングを交互に行うHYROXの競技形式が、夏季オリンピックで実施される競技・種目に加わることです。HYROXそのものの種目やルールはハイロックス(HYROX)とは?種目・ルール・参加方法にまとめています。

結論から言うと、2026年10月13日時点で、HYROXがオリンピックの実施競技に決まったという公式発表は確認できません。確かめられたのは、トライアスロンの国際競技連盟であるWorld Triathlon(ワールドトライアスロン)が、2025年10月18日の総会で、HYROXが開発した競技形式「Fitness Racing」を新しい種目として承認したことです(World Triathlon 公式ニュース)。

HYROX側は、2028年大会は時期尚早で、2032年と2036年の大会を目標にしていると話しています(ロイター配信記事・The Star 2026年8月19日)。この記事では、決まったこと・報じられていること・決まっていないことを分けて整理します。

当サイトはHYROXやWorld Triathlonの関係者ではなく、公開されている情報をまとめています。五輪の競技は国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会の決定で変わるため、最新の状況は公式発表で確かめてください(要公式確認)。

この記事の要点

  • 2026年10月13日時点で、HYROXがオリンピックの実施競技に決まったという公式発表は確認できない
  • World Triathlonは2025年10月18日の総会で、HYROXが開発した競技形式「Fitness Racing」を新しい種目として承認した
  • HYROXのインド責任者は、2028年は時期尚早で、2032年と2036年の大会が目標だと話している(ロイター)
  • 「Hyathlon」という名前でも報じられているが、名前と時期の書き方は報道によって異なる
  • 国際競技連盟の種目になることと、オリンピックで実施されることは別の段階

HYROXはオリンピック種目か(2026年10月13日時点)

結論は「まだ決まっていない」

HYROXがオリンピックで実施されると決まったという発表は、IOCからもHYROXからも確認できませんでした。2026年8月のロイターの記事も、HYROXは「10年以内のオリンピック入りを視野に入れている」と、目標として伝えています(The Star(ロイター配信))。

2017年のHYROXが生まれる、2025年10月18日の新種目として承認、2026年4月17日の競技規則と上る階段の先に、オリンピックの実施競技という最上段を点線で描き、まだ決まっていないの札を付けた図
確かめられた段階と、まだ決まっていない最上段

一方で、話が進んでいないわけではありません。オリンピックで実施される競技は、IOCが承認した国際競技連盟が統括しています。HYROXの形式がトライアスロンの国際競技連盟の種目に入ったことは、オリンピックへの道の1段目として報じられています。

五輪入りをめぐる主な出来事

時期 出来事 出典
2017年 HYROXが生まれる(考案はChristian Toetzke氏と、ホッケーの五輪金メダリストMoritz Fürste氏) ロイター
2025年7月 Toetzke氏がWorld Triathlonの理事会でHYROXを種目に加える案を説明 Francs Jeux
2025年10月18日 World Triathlonの総会が「Fitness Racing」と「Swimrun」を新種目として承認 World Triathlon
2026年4月17日 World Triathlonが新種目「Hyathlon」の競技規則を近く公表すると発表 Francs Jeux
2026年8月19日 HYROXのインド責任者が「2032年と2036年が目標」と発言 ロイター

2025年7月と2026年4月17日の出来事は、フランスの五輪専門メディアFrancs Jeux(2026年4月30日)の報道、2017年と2026年8月19日はロイター配信記事(The Star)、2025年10月18日はWorld Triathlon 公式ニュースによるものです。

世界トライアスロン連盟が承認した「Fitness Racing」とは

2025年10月18日の総会

World Triathlonの公式ニュースによると、第38回総会は2025年10月18日にオーストラリアのウロンゴンで開かれ、112の国内連盟が会場かオンラインで参加しました。この総会で、「Fitness Racing」と「Swimrun」の2つが、World Triathlonが統括する新しい種目として承認されました。どちらも加盟連盟の圧倒的多数の賛成で承認されたと書かれています(World Triathlon 公式ニュース)。

HYROXが開発した競技形式の箱がWorld Triathlonの傘の下へ移り、Fitness RacingとしてSwimrunと並び、112の国内連盟の圧倒的多数の賛成で新しい種目になったことを示す図
HYROXが開発した形式が国際競技連盟の新しい種目に

同じニュースは、Fitness Racingを「国際的なフィットネスブランドであるHYROXが開発し、切り開いてきたマルチスポーツの競技形式」と説明しています。Swimrunは、スウェーデン発祥の「Ötillö」の形式に沿った、泳ぎと走りを繰り返すレースです。

「Hyathlon」という名前

2026年4月30日のFrancs Jeuxは、World Triathlonが4月17日に、新種目「Hyathlon」の競技規則を近く公表すると発表したと伝えています(Francs Jeux)。2026年8月のロイターの記事は「World Triathlonが今年、Hyathlonという名前でこの形式を承認した」と書いています(The Star(ロイター配信))。

総会での承認は2025年10月で、名前は「Fitness Racing」でした。報道によって名前と時期の書き方が異なるため、正式な名前や競技規則は、World Triathlonの発表で確かめるのが確実です。

HYROXとトライアスロンの違い

ロイターの記事はHYROXを「8つの区間に分かれ、各区間で1kmのランの後にフィットネスの種目を行う室内競技」と説明しています(The Star(ロイター配信))。トライアスロンは泳ぐ・こぐ・走るを続けるレースです。統括する団体が同じになっても、競技の中身は別物です。2つの違いはHYROXとトライアスロンの違いで比べています。

2028年・2032年・2036年の見通し

2028年ロサンゼルス大会は時期尚早

ロイターの記事で、HYROXのインド責任者のDeepak Raj氏は「2028年の五輪は、まだいくつもの地域や国に広まっていなかったので、明らかに少し早すぎた」と話しています(The Star(ロイター配信))。2028年大会でHYROXを見られる、という発表はありません。

ロサンゼルス大会の2028年に時期尚早の札、ブリスベン大会の2032年と2036年に目標の札を付け、右上へ上る道で結んだ図
HYROX側が話している大会ごとの位置づけ

目標は2032年と2036年

同じ記事でRaj氏は「2032年と2036年が道筋であり、目標だ」と話しています。Francs Jeuxは、2032年のブリスベン大会の実施競技は数か月のうちに固まる予定で、時間的には厳しいと書いています(Francs Jeux)。どちらの大会についても、実施が決まったという公式発表はありません。

五輪入りに向けた課題

標準化と世界への広がり

2026年の世界チャンピオンのAlyssa McElheny選手は、ロイターに対して「まだ数年先のことで、その夢がかなう前に、競技の標準化をもう少し進める必要がある」と話しています(The Star(ロイター配信))。同じ選手は、オリンピックによく合う競技だとも述べています。

標準化・世界への広がり・全大陸での実施・参加しやすさの4つが関所を通ってオリンピックの実施競技へ向かい、関所の下に決まっていないこととして実施するときの形式と選手をどう選ぶかを置いた図
関所を通るために挙げられている条件と、決まっていないこと

HYROX側が挙げる強みは、世界中で同じ形式のレースが行われていることと、参加する国の多さです。Francs Jeuxは、HYROXフランスの責任者の「標準、世界への広がり、統一、全大陸での実施、参加しやすさ。これらがオリンピック競技になるための特徴だ」という発言を伝えています(Francs Jeux)。

決まっていないこと

  • オリンピックで実施するときの形式(シングルスか、ダブルスやリレーもあるのか)
  • オリンピックの選手をどう選ぶか
  • World Triathlonの種目としての大会と、HYROXが開く大会の関係

この3点について、公式の発表は確認できませんでした。

HYROXの広がりを示す数字

ロイターの記事が伝えている数字は次のとおりです(The Star(ロイター配信))。

項目 記事の記載
最初の大会の参加者 約650人
2026年の参加者 150万人近く(インド責任者の発言)
開催の広がり 35以上の国、100以上の都市
2026年の世界選手権(ストックホルム)の参加国 101の国

日本でも大会が続いていて、次は2027年1月21日〜25日のHYROX大阪(INTEX Osaka)が予定されています(HYROX公式 大阪大会ページ)。日本大会の参加者数の推移はHYROX日本大会の参加者数の推移にまとめています。

ニュースを読むときの注意点

よくある誤解

よくある誤解 実際
World Triathlonが承認した=五輪採用が決まった 国際競技連盟の新しい種目として承認された段階
次のロサンゼルス大会で見られる HYROX側も2028年は時期尚早と話している
Fitness RacingとHyathlonは別の競技 報道で名前が異なる。正式名称はWorld Triathlonの発表で確認

確かめるときに見る場所

  1. World Triathlonの公式ニュース(種目や競技規則の発表)
  2. HYROXの公式サイト(大会やルールの発表)
  3. IOCや大会組織委員会の発表(実施競技の決定)

SNSや個人のブログで「五輪決定」と書かれていても、この3つのどこにも発表がなければ、決まったとは言えません。

上からIOCや大会組織委員会の発表と実施競技の決定、World Triathlonの公式ニュースと種目や競技規則の発表、HYROXの公式サイトと大会やルールの発表、の3段を重ねた図
どの発表で何が決まるかを3段で見る

あわせて読みたい

よくある質問

Q. HYROXはオリンピックの種目ですか?
A. 2026年10月13日時点で、オリンピックの実施競技に決まったという公式発表は確認できません。2025年10月18日に、World Triathlonの総会がHYROX発の形式「Fitness Racing」を新しい種目として承認した段階です。

Q. 2028年のロサンゼルス大会でHYROXは見られますか?
A. 実施の発表はありません。HYROXのインド責任者は、ロイターの取材に2028年は時期尚早だったと話しています。

Q. HYROXはいつのオリンピックを目指していますか?
A. ロイターの記事によると、HYROX側は2032年と2036年の大会を目標にしています。どちらも実施が決まったわけではありません。

Q. World Triathlonが承認した「Fitness Racing」とは何ですか?
A. World Triathlonの説明では、HYROXが開発し、切り開いてきたマルチスポーツの競技形式です。2025年10月18日の総会で、Swimrunとともに新しい種目として承認されました。

Q. 「Hyathlon(ハイアスロン)」とは何ですか?
A. 2026年の報道で使われている新種目の名前です。Francs JeuxはWorld Triathlonが4月17日に「Hyathlon」の競技規則を近く公表すると発表したと伝え、ロイターも「Hyathlon」の名前で報じています。総会で承認されたときの名前は「Fitness Racing」でした。

Q. 五輪入りすると、一般の参加者が出るHYROXの大会は変わりますか?
A. 一般の参加者が出る大会の形式やルールが変わるという発表は確認できません。大会のルールはHYROXの公式発表で確かめてください。

参考・出典

最終更新日: 2026年10月13日

当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。

当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。大会情報・規定は必ず公式サイトでご確認ください。