HYROX Company Challenge(企業対抗チャレンジ)とは、同じ会社の同僚4人が2組のペアに分かれて出走し、2組の平均タイムで会社同士の順位を競う、HYROXの法人向け参加フォーマットです。
結論から書きます。2026年9月3日時点で、このフォーマットの案内が公式サイト上で確認できるのは、HYROXベネルクス(オランダ・ベルギー・ルクセンブルク圏)の地域公式サイトだけです。日本のHYROX公式サイトにはCompany Challengeのメニューが存在せず、日本での実施は公式に確認できていません。会社の同僚とチームで日本の大会に出たい場合、いま公式に確認できるのはリレー部門への申し込みです。
この記事の要点
- Company Challengeは4人1組だが、4人が同時に走るわけではない。2組のペアがそれぞれフルのダブルスレースを走り、2組の平均タイムがチーム成績になる
- 部門はMixed(男女ペア2組)・Men’s(男性4人)・Women’s(女性4人)の3つ。部門ごとの最速チームが公式表彰台に上がり、社名がスコアボードに掲出される
- ベネルクスの公式案内では1チーム675ユーロ(税別)のパッケージ制。エントリー4名分のほか、駐車券・ファストレーンチェックイン・8週間のトレーニングプログラム・アフターパーティ入場などが含まれる
- 2026年9月3日時点で、日本の公式サイトにCompany Challengeの案内はなく、日本開催は公式に確認できていない
- 日本で会社チームを組むなら、現状はリレー部門が実務的な代替になる
対象読者: 福利厚生やチームビルディングの施策としてHYROXを検討している社内担当者と、同僚を誘って一緒に出たい参加者。
読了後にできること: Company Challengeのルール構造と含まれるもの、日本での現状、そして日本で今すぐ組める代替案の進め方を、自分の言葉で社内に説明できるようになります。
HYROX Company Challengeの仕組み
ベネルクス地域の公式サイトに掲載されている説明を整理すると、フォーマットの骨格は次のようになっています。
4人で2組のペアを作る
チームは同じ会社の同僚4人で構成します。この4人は2組のペアに分かれ、それぞれのペアが通常のHYROXダブルスと同じ内容のレースを最後まで走ります。つまり、1チームにつきレースは2本走られることになります。
成績は2組のタイムの平均
会社としての成績は、この2組の完走タイムを平均した値です。ここがこのフォーマットの一番の特徴で、速いペアが1組いても、もう1組が沈めば平均で相殺されます。「誰か一人が突出しても勝てない」構造になっているため、社内でメンバーを選ぶ段階から実力の配分を考える必要が出てきます。
エントリーできる部門は3つです。
- Mixed Team(ミックス)— 男性1人と女性1人のペアを2組、合計4人
- Men’s Team(男子)— 男性のダブルス2組、合計4人
- Women’s Team(女子)— 女性のダブルス2組、合計4人
当日は他社と同じ会場で走る
レース当日は、他社のチームと同じ会場・同じコースで走ります。部門ごとに平均タイムが最も速いチームが優勝となり、公式の表彰台に上がります。参加企業の社名はスコアボードに表示され、地域公式サイトの参加企業一覧にも掲載されます。ベネルクスのユトレヒト大会のページには、2026年9月3日時点で90社を超える企業名が並んでいました。金融・IT・医療・食品・製造・スポーツ施設と業種の幅は広く、フィットネス業界の企業ばかりではありません。
1社が出せるチーム数
なお、1つの会社が登録できるチーム数に上限はありません。部門をまたいで複数チームを出すことも、単に多くの同僚を巻き込むために台数を増やすことも可能です。

シングルス・ダブルス・リレーとの違いを並べて見る
第4の区分ではない
HYROXには既にシングルス・ダブルス・リレーという3つの参加区分があります。Company Challengeはこれらと並ぶ「第4の区分」ではなく、ダブルスを2組束ねた企業向けの申し込み枠だと理解すると混乱しません。
| 項目 | シングルス | ダブルス | リレー | Company Challenge |
|---|---|---|---|---|
| 人数 | 1人 | 2人 | 4人 | 4人(2組のペア) |
| 走り方 | 8kmのランと8種目を1人で | 2人で分担 | 4人で分担 | 各ペアがダブルスを最後まで1本 |
| 1チームの出走本数 | 1本 | 1本 | 1本 | 2本(ペアごとに別々) |
| 成績の出方 | 個人タイム | ペアのタイム | チームのタイム | 2組の平均タイム |
| 競う相手 | 個人 | 他のペア | 他のチーム | 他社のチーム |
| 社名の扱い | なし | なし | なし | スコアボードと参加企業一覧に掲出 |
区分そのものの選び方はHYROXのシングルス/ダブルス/リレーの違いと選び方で詳しく整理しています。HYROXそのものの構造から確認したい場合はHYROXとはから読んでください。
走る内容はダブルスと同じ
大事なのは、Company Challengeで走る内容はダブルスそのものだということです。特別に軽い重量や短い距離が用意されているわけではありません。「会社のイベントだから軽め」という前提で社内に説明すると、当日に食い違いが起きます。
1チームのパッケージに含まれるもの
パッケージ販売という形
ベネルクス公式サイトの案内では、Company Challengeはパッケージ販売の形をとっています。2026年9月3日時点の掲載内容は次のとおりです。
1チームあたり675ユーロ(税別)に含まれるもの
- 2組のダブルスエントリー(4名分の出走権)
- 駐車券1台分(会場の指定駐車枠)
- ファストレーン・チェックイン(当日の専用受付でレジ待ちを回避)
- 8週間のトレーニングプログラム
- アフターパーティへの入場(参加者1人につきドリンクトークン1枚)
- パッチ4枚(メンバー全員分)
- Company Challenge専用のクローク
- 地域公式サイトの参加企業一覧への社名掲載
観戦チケットは別で買う
観戦チケットはこのパッケージには含まれず、同僚や家族が応援に来る場合は別途購入する形です。観戦側の動き方はHYROXチケットの買い方・観戦ガイドにまとめています。
金額は地域ごとに違う
金額と内容は地域・大会ごとに設定されるもので、他地域や日本にそのまま当てはまるものではありません。予定・要公式確認として扱ってください。日本での価格が存在しないのは、後述のとおり日本での実施自体が公式に確認できていないためです。

日本での実施状況:2026年9月3日時点で公式に確認できていない
ここが本記事で一番はっきりさせたい部分です。編集部が2026年9月3日に確認した範囲を、そのまま書きます。
- 日本のHYROX公式サイトのナビゲーションには、Company Challengeの項目がありません。同じ構造のベネルクス公式サイトでは「Race」メニューの中に項目が並んでいるため、単にメニュー階層が深くて見えないという話ではありません
- HYROXグローバル公式サイトの固定ページ一覧(36ページ)にも、Company Challengeに相当するページはありません
- グローバル公式サイト内の検索でも、該当するページは返ってきません
- ベネルクス以外の地域公式サイト(フランス・ポーランド・南アフリカ・タイ・香港)でも、同名のページは確認できませんでした
いま言えることの範囲
したがって、現時点で言えるのは「2026年9月3日時点で、日本を含むベネルクス以外の地域について、Company Challengeの公式案内は確認できていない」ということだけです。日本で実施されていないと断定することも、今後実施されないと断定することもできません。
社内資料に載せる前に確認
日本語のブログやSNSで「HYROXには企業対抗の部門がある」と書かれているのを見かけることがありますが、それが日本の大会で申し込める部門を指しているのか、海外の地域限定フォーマットの紹介なのかは区別が必要です。社内の企画書に載せる情報としては、公式の案内が日本の公式サイトに出るまで確定情報として扱わないことをおすすめします。
日本で会社のチームを組むなら、いま使えるのはリレー
では日本で「会社の4人で出る」ことができないのかというと、そうではありません。通常部門のリレーがあります。
リレーなら4人で出られる
公式の大阪大会ページに掲載されている暫定レーススケジュールには、HYROX RELAY MEN・HYROX RELAY MIXED・HYROX RELAY WOMENの枠が記載されています(暫定・変更の可能性あり。予定・要公式確認)。リレーは4人で8本のランと8種目を分担する区分で、1人あたりの負荷が最も軽く、運動習慣にばらつきのあるメンバーを混ぜやすいのが特徴です。
企業対抗との決定的な違い
ただし、Company Challengeとは次の点が決定的に違います。
- 会社としての順位や企業ランキングは付きません。あくまで通常部門の1チームとして扱われます
- 社名がスコアボードに掲出される仕組みもありません
- 駐車券・専用クローク・ファストレーンといったパッケージ特典もありません
社内で順位表を作る
社内施策としてやるなら、複数チームを別々に申し込み、社内で非公式の順位表を作るのが現実的です。チーム間のタイム差を社内で共有するだけでも、Company Challengeが狙っている「同僚の結果が自分の結果に効く」感覚はある程度再現できます。
申し込みと社内手続き
エントリーの実務は個人アカウント単位で進みます。参加費の水準や申し込みの流れはHYROXの参加費とエントリー方法を参照してください。なお、参加費の経費処理・傷害保険・当日の勤務扱いは会社ごとの規程の話になるため、自社の総務・人事の判断に従ってください。
社内でチームを立ち上げる8週間の進め方
ベネルクス公式のFAQでは「6〜8週間の構造化された準備があれば、当日を自信を持って迎えられるチームが多い」とされています。この期間感を、日本の会社員が現実に回せる形に落とすと次のようになります。
- 0週目:4人と部門を決める。男女比から自動的に部門が決まる場合が多いので、まず声がけの範囲を確定します
- 1〜2週目:ペアを固定しない。4人を入れ替えながら、ラン・スレッド・ウォールボールを回して誰がどこで詰まるかを見ます
- 3〜4週目:ペアを固定する。実力差が均等になる組み合わせを選び、種目ごとの分担ルールを決めます
- 5〜6週目:通しの半分を2回。8種目のうち4種目までを実際の順番で通し、ランをつないだときの落ち方を体感します
- 7週目:通しを1本。ここで初めて全体の時間感覚が出ます
- 8週目:落とす。強度を下げ、当日に疲労を持ち込まないようにします
種目ごとの分担の考え方はHYROXダブルス戦略、8週間の具体的なメニュー例はHYROX初心者向け8週間トレーニングプランが使えます。社内で場所を確保する話になったらHYROXの練習ができるジムの探し方もあわせてどうぞ。

よくある失敗
| 失敗パターン | 何が起きるか | 先回りの手 |
|---|---|---|
| 速い2人を同じペアに固めた | 成績は2組の平均タイムなので、遅い側の沈みがそのまま効いて総合で損をする | ペア間の実力差が均等になるように組む |
| 4人が同時に走ると思っていた | ペアごとに別々の出走枠になり、当日の拘束時間が想定より長くなる | 出走が2本に分かれる前提で休暇・移動・宿泊を組む |
| 直前にメンバーを交代しようとした | 名義変更の締切を過ぎると変更できず、枠が無駄になる | 申し込み時にFlex Add-Onの有無と締切を確認しておく |
| 日本での実施を前提に社内稟議を出した | 公式案内が存在せず、企画が止まる | リレー前提で稟議を作り、Company Challengeは将来の追加オプション扱いにする |
| 会社名の掲出を成果として約束した | 通常部門には企業ランキングも社名掲出もない | 社内表彰や自社の発信で代替する設計にしておく |
| 「軽めの社内イベント」として告知した | 内容はダブルスそのもので、準備不足のまま当日を迎える | 走る内容が通常のダブルスと同じであることを最初に共有する |
FAQ
Q. HYROX Company Challengeは4人が一緒に走るのですか?
A. いいえ。4人は2組のペアに分かれ、それぞれのペアが別々にHYROXダブルスを最後まで走ります。チームの成績は2組の完走タイムの平均です。
Q. 日本でCompany Challengeに申し込めますか?
A. 2026年9月3日時点で、日本のHYROX公式サイトにCompany Challengeの案内はなく、申し込み経路も確認できていません。日本で会社のチームとして出る場合は、通常部門のリレーが現時点で確認できる方法です。
Q. 費用はいくらですか?
A. ベネルクス地域の公式案内では1チーム675ユーロ(税別)です。金額は地域・大会ごとに設定されるもので、他地域にそのまま当てはまるものではありません。日本での価格は存在しません。
Q. 運動習慣がない社員でも参加できますか?
A. 公式の案内では、フィットネスレベルを問わず参加できる設計だとされています。ただし走る内容は通常のダブルスと同じです。健康状態に不安がある場合は、参加の可否をかかりつけ医や産業医に相談してから決めてください。
Q. メンバーが直前に出られなくなったら、交代できますか?
A. ベネルクスの案内では、Flex Add-Onを付けている場合に限り、レース日の前日まで1チームあたり4回まで名義変更ができるとされています。返金や部門変更はできません。締切や条件は地域・大会で異なるため、申し込み前に該当大会のページで確認してください。
Q. 1つの会社から複数チームを出せますか?
A. ベネルクスの案内では、1社が登録できるチーム数に上限はありません。部門をまたいで複数チームを出すこともできます。
Q. リレーとCompany Challenge、社内施策としてはどちらが向いていますか?
A. 「たくさんの同僚を巻き込む」ならリレーのほうが1人あたりの負荷が軽く、参加のハードルが下がります。「他社と競う」「社名を出す」ことに価値を置くならCompany Challengeの設計が合いますが、日本ではその選択肢自体が現時点で確認できていません。
最終更新日: 2026年9月3日
当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。