この記事の要点
- コンプレッションブランド「SA1NT(セイント)」が、360°収納ポケット付きハーフタイツ「P1 ウルトラ コンプレッションショーツ」の日本本格展開を開始。HYROX(ハイロックス)やスパルタンレース、マラソンでの使用を想定したモデル
- Sサイズ約135gの軽量設計・高着圧・速乾素材が特徴。2026年5月の日本国内での数量限定試験販売では完売が続き、追加輸入分も早期完売した
- 販売価格は13,970円(税込)。2026年10月1日より14,970円(税込)に価格改定予定のため、購入検討中の人は時期に注意
P1 ウルトラ コンプレッションショーツとは──ポケット付き高着圧ハーフタイツ

「P1 ウルトラ コンプレッションショーツ」は、コンプレッションウェアブランドSA1NT(セイント)が展開するランニング用ハーフタイツです。SA1NTの創業者Aidan Clarke(エイデン・クラーク)氏は世界的コンプレッションブランド「2XU」の創業者の一人で、P1シリーズは同じく2XU時代からコンプレッション開発に携わってきたMike Trees(マイク・トリーズ)氏との共同開発プロジェクト「Project 1」から生まれています。
ベースにあるのは、2025年に発売されたレース志向モデル「P1 エリート コンプレッションショーツ」。その高着圧設計とマッスルサポートを踏襲しつつ、ロングランやレースで求められる「収納力」を加えたのがウルトラモデルです。単にポケットを縫い付けたのではなく、スマートフォンやエナジージェルを入れた際の着圧の変化・揺れ・ウエストラインの高さ・走行中のフィット感を調整して開発されたと発表されています。
数量限定販売で完売が続いた経緯
SA1NT JAPANの発表によると、2026年5月に日本国内で数量限定の試験販売を行ったところ早期に完売。その後オーストラリアからの追加輸入を繰り返したものの、再入荷のたびに完売する状況が続いたとのことです。この反響を受けて、今回の日本本格展開が決定しました。
主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 収納 | ウエスト周りに360°ポケット(大小2つずつ、チャック付きポケットあり)。大腿部両サイドにスマートフォン対応の大型ポケット |
| 重量 | Sサイズで約135g |
| 着圧 | 高着圧設計。強い着圧と反発力を持つ生地で筋肉を外側からサポート |
| 内側加工 | 「マッスルマッピング+」(シリコンプリント加工)。前面は大腿四頭筋、サイドはITバンド、後面は殿筋・ハムストリング群に対応する配置 |
| 素材構造 | サーキュラーニット構造、速乾素材(汗・雨で濡れても水分を保持しにくい設計) |
| 価格 | 13,970円(税込)※2026年10月1日より14,970円(税込)に改定予定 |
HYROX(ハイロックス)でコンプレッションショーツはどう役立つか

1kmラン×8本と8つのワークアウトを繰り返す競技特性
HYROXは、1kmのランニングと8種類のファンクショナルワークアウト(スキーエルグ、スレッドプッシュ、スレッドプル、バーピーブロードジャンプ、ローイング、ファーマーズキャリー、サンドバッグランジ、ウォールボール)を交互に繰り返す競技です。ランニング単体の大会と違い、走る動作と、押す・引く・跳ぶ・担ぐといった高強度の全身運動が連続します。
この競技特性から、HYROX参加者のウェア選びでは次の点が重視されます。
- ズレにくさ:バーピーやランジで床に接する動き、スレッドを押す前傾姿勢でも裾や腰がズレないこと
- 大腿部・殿筋への負荷対応:スレッドプッシュ、ランジ、ウォールボールはいずれも下半身の大筋群を酷使する種目であること
- 速乾性:ランとワークアウトの往復で大量の汗をかくため、ウェアが重くなりにくいこと
P1 ウルトラはまさにこの領域を想定しており、メーカー側もHYROXやスパルタンレースなど「ランニングと高強度エクササイズを繰り返す競技」を使用シーンとして明示しています。マッスルマッピング+が前面=大腿四頭筋、後面=殿筋・ハムストリングという配置になっている点は、ランジやスレッド系種目で下半身の大筋群を使い続けるHYROXの動きと重なります。
360°ポケットの使いどころ──トレーニングでの実用性が中心
HYROXのレース中は補給ポイントが設けられるため、フルマラソンほど多くのジェルを携帯する必要は一般に高くありません。ポケットの真価が発揮されるのは、むしろ日々のトレーニングです。
- ジムとロードを往復するHYROX練習で、スマートフォン・鍵・カードを身につけたまま動ける(チャック付きポケットは貴重品向き)
- ラン→ワークアウト→ランのシミュレーション練習で、荷物置き場を気にせず移動できる
- 90分を超えるロング練習でジェルや補給食を複数携帯できる
なお、レース本番でスマートフォンなどを携行してよいかは大会ごとの規定によります。出場予定の大会の公式案内で携行品ルールを確認してください(要公式確認)。
マラソン・ウルトラ・トレイルでの使い方
本製品の開発背景には、ランナーからの「複数のエナジージェルや補給食を携帯したい」「スマートフォンを持って走りたい」「鍵やカードを持ったままトレーニングしたい」という声があったと発表されています。想定用途はランニング全般からハーフ・フル・ウルトラマラソン、LSD、トレイルランニングまで幅広く、雨中を長時間走る場面を想定した速乾素材が採用されています。フルマラソンでジェルを4〜5本携帯したいランナーや、ポーチやベストを使わず身軽に走りたいランナーにとって、ウエスト360°+大腿部サイドという収納構成は選択肢の一つになります。
「トレーニングはウルトラ、レースはエリート」という使い分け

SA1NT JAPANは「TRAIN IN ULTRA. RACE IN ELITE.」というコンセプトで、2種類のP1ショーツの使い分けを提案しています。
- P1 ウルトラ:日常のランニング、ロングラン、マラソン・ウルトラマラソンに向けたトレーニング、トレイルランニング、HYROX、スパルタンレースなど、収納が必要な場面
- P1 エリート:ハーフマラソンまでのレース、陸上競技、CrossFit、ウェイトトレーニングなど、ポケット不要で競技パフォーマンスを優先したい場面
HYROX参加者に当てはめるなら、「普段のハイブリッドトレーニングや荷物を持ちたい練習はウルトラ、身軽さを最優先したいレース本番はエリート」という整理ができます。もっとも、レース本番でも収納を使いたい人にはウルトラ1本という選び方も成立します。
日本での購入方法──販売先・価格・価格改定の注意点
購入先
P1 ウルトラ コンプレッションショーツは、以下で販売されます。
- SA1NT JAPAN公式オンラインストア(saintlayers.jp)
- 楽天市場
- スポーツエントリー
日本での展開は、株式会社RiEx(SA1NT Japan)が国内専売権を持って行っています。試験販売・再入荷のたびに完売した経緯があるため、在庫状況は各販売ページで確認してから購入するのが確実です。
価格と改定時期
販売価格は13,970円(税込)。ただし2026年10月1日より14,970円(税込)に価格改定予定と発表されています。購入を検討している人は、改定前のタイミングを意識しておくとよいでしょう。
サイズ選びの注意
高着圧モデルのため、一般的なハーフパンツの感覚でサイズを選ぶとフィット感が想定と異なる場合があります。公式オンラインストアのサイズチャートを必ず確認し、迷う場合は販売元への問い合わせをおすすめします(サイズ展開の詳細は公式ページで要確認)。
HYROXトレーニングへの取り入れ方
ウェアはあくまで道具です。HYROXの完走・タイム短縮に直結するのはトレーニングそのもの。P1 ウルトラのようなポケット付きショーツを活かすなら、「荷物を持って外に出る練習」と相性のよいメニューから取り入れるのが現実的です。
- ラン+自重サーキットの往復練習:1kmランと自重ワークアウトを交互に行う練習では、鍵・スマートフォンを携行したまま公園とロードを往復できる
- ロング走での補給練習:レースを想定してジェルを摂りながら走る練習は、胃腸を慣らす意味でも有効。複数本の携帯にウエストポケットが使える
器具なし・省スペースでできる代替メニュー
ジムに行けない日でも、HYROXの主要種目は自宅で代替できます。ウェアを問わず実践できる例です。
- ウォールボールの代替:スクワット+その場ジャンプ(またはスクワット+バンザイ動作)を連続で。下半身と肩の連動を作る
- サンドバッグランジの代替:リュックに本や水を入れて担ぎ、その場ランジまたは廊下ウォーキングランジ
- バーピーブロードジャンプの代替:スペースがなければ、その場バーピー+垂直ジャンプに置き換え
- スレッドプッシュの代替:壁に手をついて前傾姿勢を作り、その場で強く脚を回転させる「ウォールドリル」で押す姿勢の感覚を養う
いずれも1種目45秒〜1分+休憩を1セットとし、間に踏み台昇降やその場駆け足を挟めば、ラン→ワークアウトの切り替えに近い負荷を省スペースで再現できます。
よくある質問
Q. P1 ウルトラ コンプレッションショーツはHYROXのレース本番で着用できますか?
ウェア自体はHYROXでの使用を想定して開発されたモデルです。ただし、レース中のスマートフォンなど携行品の可否は大会ごとの規定によるため、出場する大会の公式案内を事前に確認してください。
Q. どこで購入できますか?
SA1NT JAPAN公式オンラインストア(saintlayers.jp)、楽天市場、スポーツエントリーで販売されます。過去の試験販売では完売が続いたため、在庫状況は各販売ページで確認してください。
Q. 価格はいくらですか?
13,970円(税込)です。ただし2026年10月1日より14,970円(税込)に価格改定予定と発表されています。
Q. ポケットには何がどれくらい入りますか?
ウエスト周りに360°配置の大小2つずつのポケット(チャック付きあり)と、大腿部両サイドにスマートフォン対応の大型ポケットを備えます。スマートフォン、エナジージェル、補給食、鍵、カードなどの収納が想定されています。具体的な収納本数は使用するジェルのサイズにもよるため、公式ページの製品情報を確認してください。
Q. エリートモデルとの違いは何ですか?
P1 エリートはポケットのない競技志向モデルで、ハーフマラソンまでのレースや陸上競技、ウェイトトレーニングなど身軽さを優先する場面向け。P1 ウルトラは同系統の高着圧設計に360°収納ポケットを加えたモデルで、ロングランやマラソントレーニング、HYROX、トレイルランニングなど収納が必要な場面向けです。
Q. 重さはどれくらいですか?
Sサイズで約135gと発表されています。ポケットを備えながら長時間の運動を考慮した軽量設計です。
Q. 雨の日や大量に汗をかく練習でも使えますか?
速乾性に優れた素材を採用しており、汗や雨で濡れても水分を保持しにくく、ウェアが重くなりにくい設計と発表されています。雨中のトレイルランニングなども想定用途に含まれます。
Q. SA1NTとはどんなブランドですか?
コンプレッションブランド「2XU」の創業者の一人であるAidan Clarke氏が立ち上げたスポーツアパレルブランドです。日本では株式会社RiEx(SA1NT Japan)が専売権を持ち、公式ECサイト「saintlayers.jp」を中心に展開しています。
当サイトはHYROX™の非公式ファンメディアです。HYROXはUpsolut Sports AGの商標です。
参考・出典
- SA1NT JAPAN 公式オンラインストア(製品情報・価格・サイズチャート)(2026年9月12日参照)
- 株式会社RiEx プレスリリース(P1 ウルトラ コンプレッションショーツ 日本展開・価格改定)(2026年9月12日参照)
- HYROX 公式ルールブック(携行品・ウェアの規定)(2026年9月12日参照)
- HYROX 公式FAQ(2026年9月12日参照)